カルタグラ・PP-ピアニッシモ-・和み匣(Innocent Grey/2005-2007)

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カルタグラとPPの差について、比較してるようで何のこっちゃ取り留めのない感想です。
3作とも微妙にネタバレしてます。



PPだけ他のイノグレ作品よりコケているイメージがあります。
実際にプレイしてみると「奏介さん」と揶揄されるダメ主人公や、
予定調和に事を運ぶ淡々としたシナリオが所々よくないので、
高く評価されないのは納得。

一方、カルタグラは時代背景が生かされたミステリーものとして、
それなりに高い評価を得ています。
しかし、副題の『ツキ狂イノ病』に対する真相は肩すかしで、
視覚的な猟奇性に頼った前倒しな面白さを、
ひどく凡庸な狂気性にシフト
させたせいで
「狂気」という作品の軸がブレてパッとしなくなってしまいました。
結論から言うと、スプラッター要素が強くて面白くはあるものの、
狂気性に関しては弱い(描き切れてない)です。

逆にPS2版は猟奇性が弱い分、由良の狂気を掘り下げたエンドがかなり追加されていました
スキップが速くないし共通を何度も見ることになるのでオススメはしないですが、
PC版の補完としてはそれなりの出来です。
個人的に和み匣の由良エンドは蛇足だったので、PS2版を逆移植してくれないかなぁと思ったり。

PPに話を戻すと、
ヒロインの扱い、主人公の「ハッ・・・」「チッ」などの口癖、
ご都合主義の強いリフ・ラフなど問題点が目立ちますが、
カルタグラよりカットインが豊富に使われているなど、
演出面では進歩が見られます。
(たまにカットインで吹くとか言ってはいけない)
別視点のConductor編でライターの主張が描かれており、
腑に落ちない点は多少ありますが終わってみると
そこまでナンセンスでもなく。
ミステリーとしては取るに足りなくても、
ピアニッシモ(とても弱い旋律)が象徴する「人間の心の弱さ」については、
カルタグラより作品の軸を保ったまま終わってくれたかなと。
副題の『操リ人形の輪舞』は主人公のことだけでなく、
何かに操られる者の心の弱さを表しています。
OP曲は、プレイする前に比べてかなり好きになりました。


駿河屋






カルタグラ ~ツキ狂イノ病~(エロゲー批評空間)
PP-ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞(エロゲー批評空間)
和み匣 Innocent Grey ファンディスク(エロゲー批評空間)

短文レビュー DL販売なし 感想 2005~09年 商業. シナリオゲー フルプライス. ミステリー.
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